梅雨明けが遅れ、27℃前後の気温で比較的過ごしやすかった毎日があっという間に35℃を軽く超える猛暑日に化けた。
35℃なら可愛いもので、実際の気温は軽く40℃を超える。
気象庁の発表する気温ではなく、現場での実測の気温だ。
『体感温度』と言ったほうがしっくり来るかも知れない。
去年手に入れた「熱中症危険度お知らせアラート付き温度計」を今年も現場で使用しているが、基本的にずっとアラート音が鳴っている。
アラート音が鳴ったからと言って特に何をするわけではないが五月蝿いのでアラート機能はオフで使用している。
夏が暑いのは日本では当たり前のことで、毎年夏が近くなると「夏グッズ」を揃えるようにしている。
仲間である社員(職人)達を熱中症の危機から守るため、勿論自分自身のためでもある。
また、家に帰れば愛する妻と息子たち、それにチワワ2匹が私を待ってくれているのだから倒れるわけにはいかない。
大袈裟な様だけど数年前から夏になると必ずと言っていいほど『作業員が熱中症により○○人死亡』と新聞やTVで報道される日本の夏。
1日の大半を炎天下でエアコン取り付け工事をしている私にも他人事ではない。
今年使っている夏グッズの一部をご紹介。
これだけ準備して現場作業に挑んでも慢性的な寝不足が影響し、常に熱中症との戦いになる夏。熱中症の大敵は『睡眠不足』と言われている。だがしかし、慢性的な寝不足は解消されないから仕方のないことだと諦めている。
私の夏の繁忙期の平均睡眠時間は概ね「3時間程度」。私の会社の朝は遅い、9時出社である。
一般的な建設業(エアコン工事が建設業になるかは謎・・・)の朝は8時出勤とか早い所は7時に現場に集合だろうか。
随分ゆっくりのんびりしてんじゃねーか!という声も聞こえてきそうだが、1日の流れをざっくり記載してみる。
- 9時出社→作業車にその日の現場の部材を積み込む→現場に向け出発
- 11時前後現場到着(都内・埼玉・千葉・神奈川が多い)
- 11時前後→エアコン取り付け工事着工
- 休憩時間も時間があればノートPCでメールの返信や見積書の作成
- 17時~18時→エアコン取り付け工事完工
- 19時~20時帰社→作業車の片付け等
- 20時 問い合わせメールや打ち合わせ中の案件の施工プランニングや概算見積書の作成
- 25時(深夜1時) 眠気の限界が来て帰宅 →妻と談話しながら夕食
- 26時(深夜2時) お風呂に入っている間に作業着の洗濯(作業着は自分で洗濯したい派)
- 27時(深夜3時) 作業着を干し終えPCを開く→問い合わせメールと打ち合わせ中案件のメール返信・HPの更新・ブログの更新等
- 28時(深夜4時) ストレス解消のために読書かスカパーでナショジオを眺める→メールに戻る
- 29時頃(深夜5時) 眠気の限界が来てそのまま寝るか気合でベッドまで行くかして就寝(気絶)
- 8時30分 起床→身支度→家を出る
思いの外、のんびりしている事はないと思う。
事務員雇って事務業務を任せればいい、という意見を頂戴したこともあるが現場を何も知らない・現場に立たない事務員が打ち合わせなんてできるはずもなく、やったとしてもそれは『嘘』でしか無い。という考えなので結局自分で行ってしまう。仕事は好きだから苦ではないし、苦労話を披露したくて書いているわけではない。どうしてここまで書いているかは後ほど・・・。
また、気がついた方もいるかも知れないが、私は朝食と昼食は摂らない。私は20年以上も前から『朝飯・昼飯』は摂らない。夕飯1食生活をしている。朝は1分でも多く眠っていたいから、昼は食べると眠くなって作業に集中できなくなるのが嫌だからだ。この1日1食生活も熱中症のリスクを高めるのかも知れないが眠くなって作業に集中できない方が嫌だ。それくらい仕事が、エアコン取り付けの仕事が好きなのである。
ここに来て本題。
上記のような生活の中で文字通り「命を削って」打ち合わせのメールや概算見積書の作成を行っている。何度も書くが好きでやっていることだから「可哀想とか、大変ねぇ」とか同情を求めて書いているのではない。
一生懸命、お客様の「困った」を解決するべく施工のプランニングをし、施工方法を考え、概算見積書を作成し、定型文を極力使わないメールを1通1通書き、渾身の思いでメールを送り、その思いが通じエアコンにしっかりと向き合ってくれるお客様がほとんどだが、中には急に音信不通になる人もいる。一切リアクションが無いのでメールが届いているかさえも分からない。工事費が高いから安いところを探すのならそれはそれでいい、私の考え方や思いを上手に伝えられていなかっただけなのかも知れないから。でも、それでもメールを読んでくれたのなら一言でも返事が欲しい。と思ってしまうのは独り善がりなのだろうか?ここ数年の自問自答のメインテーマでもある。
ホームページや当ブログで世間体を気にせず、言いたいことや伝えたいことを発信し、時にはお客様に嫌われるような書き方もする。すべてのお客様に受け入れてもらおうとは思っていない。それは本当にエアコン工事のことで困っているお客様のために発信しているのだから。安さ一番のこの業界・この日本で、私達のような異端児のような会社はどうやって自分たちの価値を発信していくのが最善なのか、常日頃考えている。未だその答えは見つかっていない。伝え方もまだまだ勉強不足。という愚痴というか嘆きでした。
メールを読んでくれたら一言でもいいのでご連絡いただけると大変ありがたいです。